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佇まい

日田の奥座敷、伝統とモダンが調和する一軒宿

  • 日田の街から車で10分ほどの山間にある小さな湯の里。当館は、琴平温泉に建つ唯一の宿です。目の前には鮎が泳ぐ高瀬川、背後には雑木林というのびやかな自然に寄り添い、豊かに湧き出す温泉をお楽しみいただけます。「多忙な日常を離れ、昔ながらの和の空間でゆっくり暮らすように過ごしてほしい」そんな想いを抱いた主人が、構想から完成まで15年の歳月をかけて創り上げた「旅籠 かやうさぎ」。あるがままの自然、古き良きものの意匠、創意工夫のおもてなしを調和させ、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

季節の移ろいを慈しむ

  • 筑後川の支流に隣合せて広がる敷地は、日本の原風景が残る素朴な佇まいですが、日ごとに花鳥風月の変化が感じられる美麗な場所でもあります。当宿でお過ごしの際は、高瀬川沿いの舗道や、宿泊棟を縫うように広がる苔生す庭をぜひ散歩してみてください。歩みを進めるほどに、普段は気がつかないような小さな変化に目を奪われ、いつの間にか五感が鋭敏になっていることを実感します。

随所に配された美しきアンティーク

  • 調度品のほとんどは、主人の擁す膨大なコレクションより厳選した稀少な骨董品です。洗練された繊細な手仕事の中に、職人のユーモアが垣間見られる品々は、そこにあるだけで美しく、どれだけ眺めていても飽きません。今なお現役の魅力溢れるアンティークたちは、皆さまの滞在にきっと新鮮な感動と華やぎを与えてくれることでしょう。

時を超えて活きる建具としつらえ

  • 築140年を誇る母屋は、元よりこの地にあった旧武内邸を譲り受けた建屋です。凝った木枠にダイヤ硝子をはめ込んだ引き戸、細やかな彫りが施された欄間など、大正期の建具を可能な限り使って再生した館内は、年月を重ねた古民家ならではの味わいがあり、ひと度足を踏み入れるとタイムトリップしたかのような感覚をお楽しみいただけます。

館内施設のご案内

  • 当宿のコンセプトは、「古き良きものに囲まれて、昔暮らしを愉しむ」です。レトロな佇まいと心地よい静けさは、客室だけにとどまらず、敷地全体で感じていただけます。なかでも、ロビーに隣接する囲炉裏の間はノスタルジックな空気に満ちた人気の空間です。故郷を訪ねたかのような、温もりと安堵に包まれたひとときをお過ごしください。

うさぎ探しを愉しむ

  • 当宿は、屋号の由来となった飾り瓦を筆頭に、うさぎをモチーフにしたあしらいを屋内外のいたるところに配しています。こちらのページに掲載しているうさぎたちは全て、宿泊者の方ならどなたでもご利用頂ける共有スペースに佇んでいます。母屋のアンティークを探訪しながら、庭の苔を愛でながら、ぜひ見つけてみてください。

    「旅籠 かやうさぎ」のシンボルとも言えるうさぎの飾り瓦は、当館入り口の軒先に飾られています。うさぎが波と遊ぶ様子を表した「波兎(なみうさぎ)」と呼ばれる図柄は、梅と鶯、もみじと鹿、雲と龍などと並ぶ古典柄の一つで、鏝絵ややきもの、着物、家紋の文様などにもよく使われています。愛らしいうさぎは多産で威勢よく飛び回ることから、繁栄と飛躍を象徴する縁起物とされ、古来より神社の境内などにも飾られたそうです。